アラビア/Arabia フィンランド/Finland

〜アラビア/ARABIA 社(フィンランド) 1873年- 〜

1873年にフィンランドのヘルシンキ郊外にあるアラビアという地名に設立されました。
この窯はスウェーデンの陶磁器ブランド「ロールストランド」によって建設されました。
発足当初、アラビアはロールストランドの傘下として設立されたのです。

そうしてスタートしたアラビアの技術は優れていたものではありませんでしたが、国内の好景気が後押しし、スピード発展を遂げていき、フィンランドの半分以上の陶器製品の出荷数を占めるまでとなるのです。

その後、時は流れ20世紀…。
パリ万国博覧会に出展されたアラビア製品が金賞を受賞することとなり、アラビアの装飾技術は国内外から非常に高い評価を受けることとなります。

1914年に第一次世界大戦を迎え、ロールストランド社がアラビア社を売却するのです。
そうして、1916年に独立を果たしたアラビアは、フィンランドを代表する陶磁器メーカーとして地位を確立し始めるのです。

アラビア社の特徴はなんといってもその高いデザイン水準と機能性にあります。
そうして、1945年には北欧デザインの巨匠「カイ・フランク」を迎え入れ、アラビアの名を世界により知らしめていくことになります。

その後も数々の有名なアーティストを輩出し続けてきた
歴史と実績のあるアラビア社の製品は今も色あせることなく愛され続けています。

当店では現代ではなかなか手に入れることが難しくなったアラビア社のお古い時代の「アンティーク」食器を中心に取り扱っております。

使い勝手に配慮された丈夫で実用的な器でありながら、華やかなデザインの食器はきっと貴方の心を魅了することでしょう。

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〜ウラ・プロコッペ/Ulla Procope 1921-1968年 〜

1948年にARABIAに入社。ARABIAを代表する女性デザイナー。
代表作にValenciaや様々なデコレーターによって絵付けのされたフォルムがある。
短い生涯の間に作成された作品は今も色あせない魅力を放っている。

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〜エステリ トムラ/Esteri Tomula 1920-1998年 〜

1920年にフィンランドのヘルシンキに生まれた女性デザイナー。
1947年にアラビア社に入社以来、150ほどのデコレートを手がけ、日本でも多くのファンに愛され続けたアーティスト。
シンプルなデザインが好まれた時代ですら、デコレーションの大切さを信じ、多くの愛らしいデザインを生み出した。
繊細で複雑な植物画を得意とするアーティストです。

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〜ライヤ ウオシッキネン/Raija Uosikkinen 1923-2004年 〜

ARABIA社の装飾デザイナー。活躍した期間は1947年-86年。
ARABIA社の中で最も多くのデコレーションを行ったデザイナーであり、その数は、テーブルウェアだけでも数百にのぼります。
緻密で可愛らしい絵柄は女性にファンが多く、特にEmiliaやPomona,イヤープレートなど人気があります。

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〜ペテル・ウィンクヴィスト/Peter Winquist 1941年- 〜

1965-74年までの間アラビアに在籍したアーティスト。
中でも、1973年から1979年まで生産された型 EHモデルが有名です。
Esteri Tomulaのデコレーションによるクロッカスや、小花柄のFaenzaをはじめ様々なパターンで製造されました。
また、彼の妻でもある Anja Jaatinen-Winquist と共にデザインを行ったTaikaやKareliaなど様々なヒット作を生み出しました。

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〜カイ フランク/ Kaj Franck 1911-1989年 〜

1911年、フィンランドのヴィーブリにて生まれ。
1938年にテキスタイルデザイナーとなり、1945年アラビア社に入社。
50年代にデザインした「ティーマ」は現在まで続くロングセラーとなっています。
シンプルで無駄のない実用品をデザインし続けました。
現在でも世界中に愛され続けるデザイナーです。

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〜インケリ・レイヴォ/Inkeri Leivo 1944年- 〜

1944年生まれ、1969-1999年の間、アラビア社在籍。
彼女の作品の中で最もよく知られているシリーズはアークティカ/Arcticaです。
アークティカはアラビア社の中で最もポピュラーなシリーズの1つです。

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〜ビルガー・カイピアイネン/Birger Kaipiainen 1915-1988年 〜

フィンランド陶芸界の中でもよく知られている一人です。
洗練されたアートから『陶芸界のプリンス』や『装飾王』などと賞賛されています。
ARABIA社に40年以上に渡って活躍した彼は多大なる功績を残しました。
中でも1969年に制作した「パラティッシ」、1971年に制作した「アピラ」は時代を超え、現在でも世界中の人々から愛され続けております。

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〜フレイドル・チェルベリー/Friedl Holzer Kjellberg 1905-1993年 〜

1905年、オーストリア生まれ。
1924-1970年までの間、アラビア社のデザイナーとして活動。
1942年に代表作「ライス/RICE」を発表。
アラビア社で独立部門も設けられていたというヒットシリーズです。
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〜トーベ・ヤンソン/Tove Jansson 1914-2001年 〜

1914年、フィンランドのヘルシンキ生まれ。
世界的に有名な「ムーミン」の女性作家です。
1945年に発表した「小さなトロールと大きな洪水」がシリーズ最初の作品となっています。
アラビア社では1950年代から商品化がされました。

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イッタラ/Iittala フィンランド/Finland

〜イッタラ/iittala 1881年-〜

1881年、吹きガラス職人「ピーター・マグナス・アブラハムッソン」が、
フィンランドのイッタラ村に小さなガラス工房を創業しました。


但し、創業当初、決して順風満帆な状況ではなく、
ガラス吹き職人が不足しており、スウェーデンの労働力に頼らざるを得ない状況にありました。


1917年にはカルフラ・ガラス工場が所有していた製材会社「A・アールストローム」に買収され、
1950年代まで「カルフラ=イッタラ」の名で製品が販売されていましたが、
一部で家庭用の商品も製造されていました。


1932年には現在も世界中の人々に愛されている「アイノ・アールト/Aino Aalto」が作成した「アイノ・アールトガラス」が登場、
1936年にはアイノの夫である「アルヴァ・アールト/Alvar Aalto」が作成した「アルヴァ・アールト フラワーベース」が登場し、
1936年のミラノ・トリエンナーレにて金賞受賞後、多くの芸術家、デザイナーに大きな影響を与えました。


しかし、第二次世界大戦やオイルショックなどの影響により経営が安定せず、
1987年、A・アールストロームはイッタラを「バルチラ/Wartsila」社に売却。
バルチラ社はユリアラにあるヌータヤルヴィ・ガラス工場の大株主でした。


バルチラはイッタラとヌータヤルヴィを合併し、イッタラ=ヌータヤルヴィにて製品を販売しました。
今度は1990年になるとイッタラ=ヌータヤルヴィはハックマン社に買収。
更にハックマン社は同時にアラビア社も買収し、
グループ会社名を「イッタラ」と改称します。


2004年にはABN AMROキャピタルの傘下になり、
2007年よりイッタラの97%の株をフィスカルズが保有しています。


イッタラ社のこだわりとして、鉛を使用しない、無鉛ガラスの製品を製作しているという点です。
多くのガラスメーカーが透明度をあげるために鉛を使いますが、鉛は人体にあまりよろしくありません。
人に優しいイッタラのガラス製品でテーブルの上をお洒落に飾ってみませんか?



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〜オイバ・トイッカ/Oiva Toikka 1931年- 〜

1931年生まれのフィンランドを代表するガラスアーティスト。
1956-1959年までの間はアラビア/ARABIA社にて活動。
その後、ヌータヤルヴィ/Nuutajarvi社に入社します。


1964年には彼の初期作品として現在でも
多くの人々に愛される「カステヘルミ/Kastehelmi 」を発表。
それを皮切りに「フローラ/Flora」「ファウナ/Fauna」「ピオニ/Pioni」など…
数々のガラステーブルウェアを発表し、
ガラスアーティストとしての名声を博し始めました。


このような大量生産が可能なテーブルウェアを創作し続けていた裏では、
「ロリポップ/Lolipop」などの一点物の創作も続け、
1970年代に入ると更なる躍進を遂げます。


1972年、トップアーティストとしての確固たる地位を築く礎ともいえる
「バード/Bird」の製造に成功。
以来、様々な形・色のバードを創作し続け、
現在では数百種類もの作品を生み出し続けております。


その後も創作活動は留まる事なく、
80代になった現在でも精力的に作品を生み出し続け、
1977年から毎年数量限定で発表される「アニュアルキューブ/Annual Cube」
なども注目を集めております。


1989年にはロールストランド/Rorstrand社にて「コボルティ/Cobolti」
2004年にはマリメッコ/Marimekko社にて「 Afrikan kuningatar」など…
ガラストップアーティストという枠を超えて、テーブルウェアやテキスタイルデザインなど、
その才能は留まる事を知らず、世界中で支持されている最も偉大なデザイナーの一人です。


受賞歴

・1970年 ルニングプライス(ルニング賞)/Lunning Prize
・1980年 プロ・フィンランディアメダル/Pro Finlandia Medal
・1985年 ワールドグラス・ナウ85/World Glass Now 85
・1992年 カイ・フランクデザイン賞/Kaj Franck Design Prize
・2001年 プリンス・オイゲンメダル/Prince Eugen Medal


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〜ヘイッキ・オルヴォラ/Heikki Orvola 1943年-〜

1943年フィンランド、ヘルシンキ生まれ。
フィンランドを代表する有名アーティストです。
「かもめ食堂」でおなじみのARABIA 24hシリーズなど数々のシリーズを輩出。
他にもマリメッコのテキスタイルデザインにも定評があります。

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〜ステファン・リンドフォース/Stefan Lindfors 1962年-〜

フィンランドのマリエハムに生まれ、工業デザイナーとして、多くの作品を発表すると同時に、彫刻家としても高い評価を得ています。
彼の最近の製作の場は、テーブルウェア〜建築設計まで広範囲に及んでいます。
リンドフォースの作品は、数多く有名美術館に収められています。
1992年には北欧で最も権威のある賞「ベイネ タナー トレイルブレイザー賞」を受賞しました。

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〜アルフレッド・ハベリ/Alfredo Haberli 1964年--〜

彼は1964年にアルゼンチン・ブエノスアイレスに生まれました。
1991年よりチューリッヒを拠点にフリーの活動を開始し、Alias社、Luceplan社、OFFECCT社など数多くのブランドとコラボレートします。
イッタラ ( Iittala ) 社の食器シリーズ「Origo」のデザインにより、2002年のiF賞を受賞するなど国際的に高い評価を受けています。

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〜クラウス・ハーパニエミ/Klaus Haapaniemi 1970年-〜

1970年、フィンランド生まれのアーティストです
ディーゼルやリーバイス、ドルチェ&ガッバーナなどマリメッコで活躍しています。
彼はフィンランド人としての強いルーツをもち、民族の叙事詩であるカレワラや、日本文化の影響を受けて独自の世界を展開している人気アーティストです。

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〜アンナ・ダニエルソン/Anna Danielsson 1972年-〜

スウェーデン生まれのテキスタイルデザイナー。
家具、キッチン、そしてバッグなどのデザインを手がけています。
その印象的なグラフィックの数々は現代的でありながら、時間を超越した不朽のデザインと評価されています。

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グスタフスベリ/Gustavsberg スウェーデン/Sweden

〜グスタフスベリ/Gustavsberg 1825年- 〜

1640年代にストックホルム郊外の湖畔にレンガの製造工場として建てられました。
セラミック部門は以外にも1825年に設立されました。

その後、名だたる芸術家やデザイナーを招待し、北欧ディナーウェアを製造していくのです。

1917年にはヴィルヘルム・コーゲをディレクターとして迎えいれます。
コーゲは古典的な北欧デザインとシンプルで実用的なテーブルウェアを発表し、スウェーデン陶芸において重要な役割を果たすと共に、Gustavsbergを世界的な知名度へ押し上げていきました。

コーゲはこんな事を口にしていたそうです。
「より美しく安価な製品を多くの人々に…」。
この言葉を実現させるべく…

1942年にはアート性の高い作品を生み出すアートスタジオが設立されます。
スティグ・リンドベリやカーリン・ビョールクウィスト、リサ・ラーソンなど、数多くの有名アーティストはここに在籍していました。

現在は、衛生陶器を生産する製造部門と昔ながらの製造方法で復刻版や新しいテーブルウェアを製造するテーブルウェア工房の2社に分割されています。

当店では現代ではなかなか手に入れることが難しくなった、グスタフスベリ社のお古い時代の「アンティーク」食器を中心に取り扱っております。

機能的かつ実用的な器でありながら、華やかなデザインの食器はきっと貴方の心を魅了することでしょう。

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〜スティグ リンドベリ/Stig Lindberg 1916-1982年 〜

1916年、スウェーデン生まれ。
戦後のスウェーデンにおいて最も影響力をもった陶器作家の一人。
彼は1937年に Gustavsberg 社に入社後、ヴィルヘルム・コーゲのアシスタントとしてキャリアをスタートさせます。
彼の元でセラミック製造を学び、1949年にアートディレクターに昇格。
その後、その才能はセラミックだけに留まることなく、プラスチック製品・装飾品・テキスタイルと様々な分野で活躍。
彼の作品はスウェーデンの一般家庭で身近に発見できるほど定着しています。
正にスウェーデンが誇る国際的に認められた戦後最大の個人陶芸作家です。

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〜リサ ラーソン/Lisa Larson 1931年- 〜

1931年スウェーデン生まれの陶芸家。
1954〜1979年の間、Gustavsberg社のデザイナーとして沢山の作品を輩出。
優しく、可愛い動物や素朴で温かみのある表現豊かな表情のフィギュアを製作。
1992年には再びグスタフスベリ社に戻り、KERAMIK STUDION GUSTACVSBERG 社を設立しました。
現在はグスタフスベリ社時代の復刻品を生産するなど、現役で活躍しています。
現在、アメリカや日本でもコレクターが急増中しているアーティストです。

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〜ヴィルヘルム・コーゲ/Wilhelm Kage 1889-1960年 〜

スウェーデンのストックホルム生まれ。1917年にGustavsberg 社入社。
1933年に装飾を省き、グリーンのラインだけのデザインのPraktikaシリーズを発表、1937年にはグレーのストライプのGra randerシリーズをデザインする。
受け入れられるのに時間はかかりましたが、のちにロングセラーとなります。
更にあのスティグ・リンドベリをアシスタントに迎え、共にデザインをしたのがランカ/Rankaです。
グスタフスベリ社に多大なる功績を残し、日用品に対する美意識に革命をおこしたといわれる、スウェーデン工業デザイン界の巨匠です。

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〜カーリン ビョールクウィスト/Karin Bjorquist 1927年- 〜

1927年スウェーデン生まれの女性アーティストです。
1950年にGustavsberg 社に入社後、Wilhelm Kageのアシスタントとしてスタート。
その後、Stig Lindberg 作品の絵付けなど経験を重ねながら才能を開花させ、自身の工房を与えられるまでになりました。
日本にも訪れたこともあり、浜田庄司などと交流を深めました。
スウェーデンを代表するセラミックアーティストの一人です。

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ロールストランド/Rorstrand スウェーデン/Sweden

〜ロールストランド/Rorstrand 1726年-〜

1726年にスウェーデン王室御用達窯として創業された『ロールストランド』。
陶磁器メーカーとしては、ヨーロッパで2番目に古い歴史となります。
シンプルで芸術性に富んだ『スカンジナビア・デザイン』を展開し、人々を魅了し続けた名門ブランドです。

「ノーベル賞」の授賞式後の晩餐会で、ロールストランドの食器が利用されていたのも有名な話です。

2001年からは『iittala』の傘下になってしまいました。
ですが、その後もロールストランドとして存続し、格式高い製品を生み出し続けているブランドです。

当店では現代ではなかなか手に入れることが難しくなった、ロールストランド社のお古い時代の「アンティーク」食器を中心に取り扱っております。

機能的かつ実用的な器でありながら、華やかなデザインの食器はきっと貴方の心を魅了することでしょう。

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〜マリアンヌ ウエストマン/MarianneWestman 1928年- 〜

Konstfack大学でデザインを学び、その後、ロールストランドへ入社。
代表作となるMon ami・Picknickなど可愛らしい作品を数々残しました。
彼女の作風は可愛らしいデコレーションだけではなく、柔らかな曲線の美しいフォルムも魅力です。
スウェーデンのビンテージ陶磁器アーティストとして、最も人気のあるデザイナーの一人です。

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〜ヘルサ・ベングトソン/Hertha Bengtsson 1917年- 〜

1917年生まれのスウェーデンを代表する女性アーティストです。
ロールストランドで活躍した1941-64年の期間には、Bla EldやRosmarinやKokaシリーズで人気を博しました。
その後、1965-69年の間はHoganas、1970年以降にはThomas、Rosenthalなど様々な場で活躍したデザイナーです。

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〜Sylvia Leuchovius 1915-2003年 〜

1949-1971年までロールストランド社に在籍。
RORSTRANDの生誕250周年に発売されたSylviaシリーズは彼女の代表作です。
彼女が在籍していた同時期にMarianne WestmanやCarl-Harry Stalhaneといった代表デザイナーたちが在籍し、Leuchoviusと共に仕事をしていました。

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〜カールハリー・ストーハン/Carl-Harry Stalhane 1920-1990年 〜

1920年にスウェーデンで生まれた彼は、40年以上に渡ってロールストランドの黄金期を支え続け、独特の釉薬の色合いや日本や中国陶器にも通じるフォルムなど独自のデザインを追求します。
スウェーデンを代表するとても有名な作家です。

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ヌータヤルヴィ/Nuutajarvi フィンランド/Finland

ヌータヤルヴィ/Nuutajarvi 1793年〜

1793年にフィンランドのヌータヤルヴィ地方に創業されたフィンランドで最も古いガラスブランド。
創業時は窓用のガラスやガラス瓶、家庭用のグラスなどを製造していましたが、

1851年より吹きガラス工法を使ったアートガラスの製作を始め、
工房としての側面で次第にその吹きガラス技術を高めていきました。

その高い技術で200年以上続く長い歴史の中で厳しい時代を何度も乗り越え、
幾度の倒産の危機を免れてきました。

しかし、1950年に工場が完全に焼失してしまい、
当時のオーナーは工場を復興する資金源がありませんでした。
その為、ARABIA社を所有していたWartsillaグループに売却され、
Arabia-Wartsilaのブランド下で存続する事となります。

その経緯からWartsila社もしくはARABIA社のシールが製品に貼ってある事があるのです。

グループ傘下に入ってからは当時、ARABIA社で活躍していた
「カイ・フランク/Kaj Franck」がアートディレクターに就任。
彼の優れた理念や製品は今後のNuutajarvi社の地位を決定づけるものへとなっていきました。

1962年には「オイバ・トイッカ/Oiva Toikka」が入社し、
kaj Frankと共に様々な試みを行うと同時に革新的な技術を生み出していきました。

当時、同時期には「タピオ・ウィルカラ/Tapio Wirkkala」
など名だたるデザイナーが在籍していた黄金期と呼ばれる時代で、
フィンランドガラス工芸の中でもガラス色彩において圧倒的なパイオニアだったと言えるでしょう。

1988年には「イッタラ/iittala」の経営不振により合併。
Nuutajarvi工場ではその高い技術を駆使し、Birds by Oiva Toikkaが生産されています。
一般ガラスなどのヴィンテージ品の人気は今もなお高く、コレクターも数多く存在します。

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ロイヤル コペンハーゲン/Royal Copenhagen デンマーク/Denmark

〜ロイヤルコペンハーゲン/Royal Copenhagen 1813年- 民営化〜

1770年代初頭、科学者ミューラーの手によって初の磁器焼成に成功。
その後、デンマーク王室の暖かな加護を受けて、すばらしい作品を世に生み出してきました。
王室ご用達であるその王冠のマークは3つの海峡を表す波線と共に、ロイヤルコペンハーゲンの頭上に輝き続けています。

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ゲフレ/Gefle スウェーデン/Sweden

〜ゲフレ/Gefle 1885年-〜

ゲフレは1885年創業のスウェーデンの陶磁器メーカーで、良質なテーブルウェアーを作って来たメーカーです。
1963年にウプサラエクビイに買収されました。
ウプサラエクビイの作品は北欧コレクターの希少な品々となっています。

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〜アーサー・パーシィー/Arthur Percy 1886-1976年 〜

GEFLE社を支えた1886年生まれの人気デザイナー。
また、Gullaskruf社においてもガラスの花器のデザインをするなど、そのバリエーションに富んだデザインなどから、近年、再評価が著しいアーティストです。

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キャサリンホルム/Cathrineholm ノルウェー/Norway

〜キャサリンホルム/Cathrineholm 1907年-〜

1907年に製鉄所として創業を始めたキャサリンホルムは、
鉄製品や農業機器を製作していました。

時の流れと共に、エナメル製の日用品を製作するようになり、
中でも1950年代から作られた「ロータス/Lotus」シリーズは看板作品として広く知られております。

しかし、残念ながら1970年頃に倒産に追い込まれてしまったノルウェーのブランドです。

人気のロータスシリーズの「ロータス」とは「蓮」という意味で、
作品名通り、蓮の葉模様がモチーフとなっています。

色は、元気なオレンジや、癒しのアボカド色、大人なブラックなどたくさんありますので、
きっと貴方好みの色が見つかりますよ。

デザインはフォルム担当とデコレート担当の二人のデザイナーの力で作られた作品です。

フォルムデザインは「グレタ・プリッツ・キッテルセン/Grete Prytz Kittelsen」が担当。
グレタは、エナメル製品の工法技術を進化させ、数多くの受賞をしています。

デコレートデザインは「アルネ・クラウッセン/Arne Clausen」が担当しました。

大変人気が高いロータスシリーズですが、
鍋などのアイテムはビンテージ品とでしか入手できませんが、
近年、デンマークの「ルーシーコース/Lucie Kaas」社から陶器製のボウルとしてファン待望の復刻を果たしました。

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コスタボダ/Kosta Boda スウェーデン/Sweden

〜コスタボダ/Kosta Boda 1742年-〜

「ボダ/Boda」社は「コスタ/Kosta」社と1965年に合併、
現在は「コスタ・ボダ/Kosta Boda」社として知られるスウェーデン有数のガラスブランドです。
コスタ社は1742年に創業、スウェーデン国王配下の将軍の「コスクル」と「スタン」の2人の名前を合わせて「コスタ」になったそうです。
また、ヨーロッパで現存する一番古いガラス工場としても知られております。


一方、ボダ社はコスタ社が創業して、1世紀近く経った1864年に創業。
社名は工場を地域の名前がボダだったことから由来しています。


1965年に合併したコスタボダ社ですが、 その後、「オレフォス/Orrefors」社とも合併、社名も「オレフォス・コスタボダ」となり、
現在は「ニューウェーブ/New Wave Group」社の傘下となっています。


コスタボダ社の作品は独創的なデザイン・芸術性、そして品質を高く評価され、世界中から愛されており、
ハンドメイドの色彩豊かな色ガラスを巧みに扱った作品が数多く見られますね。
また、王室の晩餐会に使われるものから、使いやすい日常用品まで製作して、幅広い層から支持されています。


同社で特に代表的なデザイナーが「エリック・ホグラン/Erik Hoglund」
主に人や動物をモチーフにした作品を制作していて、
手作り感を大切にした温かみのある作品であることが人気を集めています。


次に「ウルリカ・ヒードマン・ヴァリーン/Ulrica Hydman-Vallien」
彼女はチューリップをモチーフにした可愛らしい作品の「チューリッパ/Tulipa」や、
花瓶に人の顔を描いた独創的な作品の「オープンマインド/Open Minds」で有名です。


1つ1つ丁寧に作られた温かみのあるコスタボダ社の作品を生活空間に取り入れてみてはいかがでしょうか?

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リーヒマエン・ラシ/Riihimaen Lasi フィンランド/FINLAND

〜リーヒマエン・ラシ/Riihimaen Lasi 1910年-〜

1910年に設立したフィンランドのガラスブランド「リーヒマキ/Riihimaki」は、
主に日常生活で使う機能的なガラス製品を作成し、繁栄していきました。


1937年には合併の関係で「リーヒマエン・ラシ/Riihimaen lasi」と社名を変更し、
この頃からナニー・スティル、ヘレナ・ティーネルなど
数多くのデザイナーと共にアートガラスに力を入れていきます。


1940年代、多くのデザイナーを雇い、沢山のアートガラス製品を作成しました。
しかし、1970年代にオイルショックや輸入の安いガラス製品の影響で経営が悪化します。


経費削減等を行いしばらくは存続しましたが、残念ながら1990年に倒産してしまいました。
現在、工場跡は、ガラス博物館になっているようなので、訪れる予定がある方はぜひ足を運んでいただきたく思います。

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